皆様こんにちわ!!
PEUGEOT新潟藤井です!!
2021年も残すところあと僅かとなりました。
ただでさえ年末の慌ただしいのに新潟県は寒波も一緒にやってきます。
雪も積もっていますので事故起こさないよう十分気を付けてまた来年お会いしましょう!!
さて前回の続きですね。
取り外したトランスミッション。見ての通りかなり汚れています。
水が入ったらまずいので養生してスチームかけて綺麗にして
細かい所は専用クリーナー等で汚れを落とします。
ケースの中だけでなく外側も綺麗にしていきます。
大きな声では言えませんがここまでするのにそれなりに時間かかります。
でも綺麗になると気持ちがいいですね(^^)
綺麗にしたらデファレンシャルサイドオイルシールを交換。
クラッチレリーズベアリングが壊れてこちらのスリーブも再使用不可なので交換していきます。
この部品こう見えてかなり重要です。
ケース内シャフトオイルシールとしての役割と
レリーズベアリングの摺動部分でもあります。
こんな感じですね。シャフトにもグリスをつけていきます。
その際にクラッチディスクにもグリスを馴染ませて組み上げます。
エンジンを組み付ける際スムーズに装着できるのと
部品にグリスが馴染んでいるので交換後のクラッチの動きもよくなります。
こういうひと手間が大事なんですよ~。
ここではクラッチグリースを使います。
通常の柔らかいグリスを使ってしまうとクラッチはエンジンと連動して高回転になる為
遠心力でグリスが飛んでしまいクラッチが滑る原因になります。
後可動する頻度が多いことや中々グリスアップ出来る箇所ではない為
耐久性含め少し固めです。
グリースは場所によって使い分けしてるんですよ♪
フライホイール外して点検、オイル漏れしていませんでしたがせっかくなので
クランクシャフトリヤオイルシール予防整備として交換します。
このいくらもしない部品を交換せず後でオイル漏れしてしまうと
もう1回トランスミッション脱着になります。
ここはぜひ交換したほうがいいです。
シールを交換して綺麗にしていきます。
重整備作業の際昔上司から教わった言葉があります。
『清掃7割、組付け3割』です。その名の通り清掃にすごく時間かかります。
私にとって重整備作業は基本すぐには外せない場所であったりまた外す部品点数も多い為
他に損傷箇所もないか清掃しながら点検して組付けていきます。
後ねじの締め忘れがないようにマーキングしたり何回も
チエックして作業ミスが無いように時間をかけています。
正直今回の作業トランスミッションケース清掃しなくても組み付けることは可能です。
予防整備のオイルシール交換しなくてもオイル漏れしていてもクラッチ交換はできます。
ただ綺麗好きな私としては性格上気になってしまうのでそんなことはいたしませんよ。
おっと、尺が無くなってしまった為今回はここまで。
今年1年お世話になりました。
いつも文才が無くグレーなブログを読んていただきましてありがとうございます。
来年も皆様にとって良い年でありますように☆