皆様こんにちわ!!
PEUGEOT新潟藤井です!!
もう冬なのに気温が10℃なってみたり20℃なってみたりと太陽も年末で忙しいのでしょうか笑
温度差が激しいので体調管理に気をつけましょう!!
さて今回は皆様に好評な?整備ブログをご紹介します。
モデルは308T7 90000キロ超えの車輌です。
症状としてはハンドルを切ると異音がするとのことなので年数、距離、経験上ショックアブソーバー付近と判断。
分解して作業に取りかかります。
余談ですがよく他の整備ブログを閲覧していると『ばらす』という言葉を目にしますが
昔上司に物騒な言葉だから『分解する』と言ったほうがいいよと教わりました。
確かに『分解整備記録簿』が存在してますからね☆
まずはこのサブフレームを脱着してショックアブソーバーを取り外します。
車種や形状、作業者により修理の仕方はありますが今回のはショックアブソーバーだけ外して作業ができます。
私がこれを外して作業するのには理由があります。
それはまた次回のお話。
話を戻しましてこちらがショックアブソーバー。
車輌から取り外します。
私はか弱いので微妙に重たいです。
外して上からの見た画像です。
皆様分かりますか?
真ん中が少しひろそ...間違えたずれてますよね?
左右分解した画像です。
左が摩耗によりゴムから剥離しています。
このガタにより異音が発生していました。
こちらはアッパーマウントという部品。
サスペンションをショックアブソーバーから取り外す際は人の力では縮めることができませんのでこちらの
『スプリングコンプレッサー』という工具を使います。
外したフロントショックアブソーバー。
簡単に言うとサスペンションの振動を打ち消す役割をします。
ガスや油圧で衝撃を吸収しますが消耗すると機能が衰えてきます。
リヤのショックアブソーバー。
こちらの方が分かりやすいかな?新旧比較。
両方縮めて放置した画像ですが
左の新品は元に戻ってきますが右の古いほうは戻ってきません。
こうなると衝撃を打ち消せなくなり結果乗り心地が悪くなります。
最終的に今回異音の原因は左フロントショックアブソーバーのアッパーマウントでした。
異音を直すだけであればそこだけ交換すればいいかもしれませんが、
外したことにより劣化して別の異音が出る場合もあります。
今回はお客様と相談の結果『予防整備』含めフロント.リヤ左右ショックアブソーバー一式交換しました。
(他にも写真にあるアッパーマウント、スラストベアリング等)
ヘッドライトで例えると分かりやすいでしょうか?
左右同じ期間使用しますが同時に球切れになることはまずありません。
ただし時間が経つともう片方も切れます。
そう考えると同時に作業した方が再度入庫する必要もなく別々に作業するよりも作業工賃がお安くなります☆
ここまでの作業は恐らく他の工場でも提案されるプランでしょうか?
しかしPEUGEOT新潟藤井はこれでは満足いたしません。
次回本領発揮です笑